三連休の最終日はマンサクが多いことで知られる黒岩山へはじめて行ってみることにしました。
「四国花の山へ行こう」で掲載されてそれを参考に登ってみることにしたんですが、林道の終点に来ても登山口がハッキリ分かりません。
先に来られていた女性のかたが地図を持っていて、それによると「四国花の山へ行こう」とは明らかに違うルートでした。
標識が立ってるんですが、どうも林道が少し伸びたせいで登山道が分断され、どれが登山道なのかよくわからない状態でしたが、それらしいところを先行の方が登って行かれました。
特に引き返す様子もなかったので、私もその道をたどってみました。
少し登ると沢に出たんですが、地図ロイドで見るとこの道は下山に使おうと思っていた往還道を通ってるようだったので、ここで引き返しました。
後からわかったんですが、この道で正解だったようなんです。
戻ってみると3人組の方が来ていたんですが、やはりこの方々もはじめてとのこと。
お会いする方がみんなはじめてなので、やはり「四国花の山へ行こう」を参考にここだろうと言う登山口から登ってみることにしました。
こちらは沢沿いを進んでいくようです。
ここの沢は小さな滝や淵が連続していて、とてもいい感じの沢です。
暫く行くと「四国花の山へ行こう」に記されている通りの三叉路に出ました。
ここは左に山側を登っていきます。
分岐からしばらく進むと沢を渡りますが、ここからは道が分からなくなります。
沢の奥を見ると大きな滝が見えるので、どうもこの滝を巻いて行かなければならないようです。
私一人ならどうということはないんですが、3人組の方を先導していたので、巻くルートにも気を使います。
滝も途中から見ると2段でかなり大きいようです。
途中からは上の段しか見えませんでしたが。
滝上に出て一息ついたかと思ったら、また大きな滝が現れました。
本には滝が二つもあるとは出ていなかったんですが、とにかく沢を詰めるしか無いと思ってさらに巻いていきます。
滝の上流に出ると、穏やかさ沢になりました。
ここで下山してくる方がいて聞いてみると、10分位登ってみたが分からなかったとのこと。
2回めだとのことだったのでこの沢では無いのかなと思い、別の沢の方ではないかと思って行ってみましたが、どうやら違うようです。
またこの沢で後から来られた方は沢を高巻きするとのことでしたが、遥か上の方まで行ってるようでした。
やはり最初の沢に違いないということで、さらに奥まで行ってみることにしました。
道はないので沢を登って行きましたが、穏やかな沢なので巻く必要はありません。
とにかく沢を登って行くと雰囲気のいいなだらかな場所につきました。
このあたりからやっとマンサクが見られるようになりました。
さらに登って行くと確かにマンサクが多い林になります。
残念ながら裏年なのか、花はちょっと少ないようです。
マンサクが見られて一応の目的は達したのですが、この沢を下るのもなんだか気が乗らないし、せっかくここまで来たので、山頂まで行くことになりました。
途中でお会いした方と合わせて5人でとにかく沢を詰めていきました。
「四国花の山へ行こう」ではコレよりも東から尾根に取り付くようですが、ハッキリ言って沢を詰めたほうが楽なようでした。
藪になることもないし、時間的にも早く尾根につくことが出来ました。
GPSで確認すると山頂まではもう少し。
最後の急登を登り切ると穏やかなブナ林が広がります。
その中に目をみはるほど四方八方に枝を広げるブナがありました。
かなり低いところから枝分かれしてるのでハッキリわかりませんが、大座礼山のブナにも負けないほどの巨木です。
登り始めて4時間以上かかってやっと山頂に到着です。
山頂付近はブナ林ですが、思ったより展望が良かったですね。
ちょっとこの日は霞がひどかったですが。
三角点は山頂から南へ少し下ったところにありました。
下山路の途中のスズタケの中に少しだけ刈ってあるところが三角点でした。
少し休憩して下山します。
ちょっと意外だったのは山頂近くの岩場にはゴヨウツツジが群生していました。
ガイドにも全く出ていなかったので、ゴヨウツツジの時期のほうがもっといいかもしれません。
往還道までの尾根は道やテープはありますが、藪になってる所も多いです。
とにかく尾根をたどっていけば迷うことはないと思います。
三角点から1時間余でやっと往還道の峠に到着。
ここからは普通の登山道を降りられるのかと思ったんですが、さらに深いスズタケの藪になってたりします。
途中で道が分断されている谷がありますが、ここは対岸にすぐ分かります。
峠から30分ほどで私が最初に迷ったと思った沢につきました。
よく見ると往還道が続いて上に伸びてる道があるので、どうやらこれが地図で見せてもらった道のようです。
でも、沢沿いはいい感じだったので、それのほうが良かったのではないのかな。
下山したのは5時前。
何とか暗くなる前につくことが出来ました。
一人だったらもっと早かったんでしょうが、それなりに楽しい登山でしたね。
今回のトラックログです。
今回のヤマレコの山行記録はこちら。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-420263.html
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