2014年3月28日金曜日

三連休の最終日はマンサクを見に黒岩山へ・3月23日

 三連休の最終日はマンサクが多いことで知られる黒岩山へはじめて行ってみることにしました。

 「四国花の山へ行こう」で掲載されてそれを参考に登ってみることにしたんですが、林道の終点に来ても登山口がハッキリ分かりません。
先に来られていた女性のかたが地図を持っていて、それによると「四国花の山へ行こう」とは明らかに違うルートでした。
標識が立ってるんですが、どうも林道が少し伸びたせいで登山道が分断され、どれが登山道なのかよくわからない状態でしたが、それらしいところを先行の方が登って行かれました。



 特に引き返す様子もなかったので、私もその道をたどってみました。
少し登ると沢に出たんですが、地図ロイドで見るとこの道は下山に使おうと思っていた往還道を通ってるようだったので、ここで引き返しました。
後からわかったんですが、この道で正解だったようなんです。


 戻ってみると3人組の方が来ていたんですが、やはりこの方々もはじめてとのこと。
お会いする方がみんなはじめてなので、やはり「四国花の山へ行こう」を参考にここだろうと言う登山口から登ってみることにしました。


  こちらは沢沿いを進んでいくようです。
ここの沢は小さな滝や淵が連続していて、とてもいい感じの沢です。



 暫く行くと「四国花の山へ行こう」に記されている通りの三叉路に出ました。
ここは左に山側を登っていきます。


分岐からしばらく進むと沢を渡りますが、ここからは道が分からなくなります。
沢の奥を見ると大きな滝が見えるので、どうもこの滝を巻いて行かなければならないようです。

 私一人ならどうということはないんですが、3人組の方を先導していたので、巻くルートにも気を使います。
滝も途中から見ると2段でかなり大きいようです。
途中からは上の段しか見えませんでしたが。




 滝上に出て一息ついたかと思ったら、また大きな滝が現れました。
本には滝が二つもあるとは出ていなかったんですが、とにかく沢を詰めるしか無いと思ってさらに巻いていきます。


 滝の上流に出ると、穏やかさ沢になりました。
ここで下山してくる方がいて聞いてみると、10分位登ってみたが分からなかったとのこと。
2回めだとのことだったのでこの沢では無いのかなと思い、別の沢の方ではないかと思って行ってみましたが、どうやら違うようです。
またこの沢で後から来られた方は沢を高巻きするとのことでしたが、遥か上の方まで行ってるようでした。


 やはり最初の沢に違いないということで、さらに奥まで行ってみることにしました。
道はないので沢を登って行きましたが、穏やかな沢なので巻く必要はありません。


 とにかく沢を登って行くと雰囲気のいいなだらかな場所につきました。
このあたりからやっとマンサクが見られるようになりました。


 さらに登って行くと確かにマンサクが多い林になります。
残念ながら裏年なのか、花はちょっと少ないようです。



 マンサクが見られて一応の目的は達したのですが、この沢を下るのもなんだか気が乗らないし、せっかくここまで来たので、山頂まで行くことになりました。
途中でお会いした方と合わせて5人でとにかく沢を詰めていきました。


 「四国花の山へ行こう」ではコレよりも東から尾根に取り付くようですが、ハッキリ言って沢を詰めたほうが楽なようでした。
藪になることもないし、時間的にも早く尾根につくことが出来ました。


 GPSで確認すると山頂まではもう少し。
最後の急登を登り切ると穏やかなブナ林が広がります。
その中に目をみはるほど四方八方に枝を広げるブナがありました。
かなり低いところから枝分かれしてるのでハッキリわかりませんが、大座礼山のブナにも負けないほどの巨木です。



 登り始めて4時間以上かかってやっと山頂に到着です。
山頂付近はブナ林ですが、思ったより展望が良かったですね。
ちょっとこの日は霞がひどかったですが。



 三角点は山頂から南へ少し下ったところにありました。
下山路の途中のスズタケの中に少しだけ刈ってあるところが三角点でした。


 少し休憩して下山します。
ちょっと意外だったのは山頂近くの岩場にはゴヨウツツジが群生していました。
ガイドにも全く出ていなかったので、ゴヨウツツジの時期のほうがもっといいかもしれません。


 往還道までの尾根は道やテープはありますが、藪になってる所も多いです。
とにかく尾根をたどっていけば迷うことはないと思います。



  三角点から1時間余でやっと往還道の峠に到着。
ここからは普通の登山道を降りられるのかと思ったんですが、さらに深いスズタケの藪になってたりします。
途中で道が分断されている谷がありますが、ここは対岸にすぐ分かります。




 峠から30分ほどで私が最初に迷ったと思った沢につきました。
よく見ると往還道が続いて上に伸びてる道があるので、どうやらこれが地図で見せてもらった道のようです。
でも、沢沿いはいい感じだったので、それのほうが良かったのではないのかな。



 下山したのは5時前。
何とか暗くなる前につくことが出来ました。
一人だったらもっと早かったんでしょうが、それなりに楽しい登山でしたね。


 今回のトラックログです。




 今回のヤマレコの山行記録はこちら。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-420263.html

2014年3月27日木曜日

三連休の2日目は大座礼山・3月22日

 三連休の二日目は冷え込んで天気が良くなったということで、ホントに最後になるだろう霧氷を求めて大座礼山に行ってきました。

  この日は前日までの曇り空もスッカリ晴れ上がり、申し分のない天気。
予想通り稜線には霧氷がバッチリ付いている。


 登山口にもうっすら雪がある程度。
春がちかくなってますね。


 
 登り始めてすぐに一つ目の沢を渡ると、九十九折の急登になります。
この辺りにはマンサクがたくさんあるんですが、花が少ない様子。




 急登が終わると横道になり、いくつかの沢を渡ります。
大北川の源流の沢の辺りは氷が固まっていて、登るのがちょっとスリリング。
滑落してもどうってことはなかったので試しに横切ってみたら案の定、滑落しました。
滑落と行っても尻スキーをした程度ですが。



 横道は所々で雪が固まっていて、ちょっと歩きづらい状態でした。
横道の終わりは分岐点。
ここからブナ林へ向けて登っていきます。



 前半は霧氷が全くなかったので今回もまた落ちてしまったのかと心配でしたが、標高が上がるに連れ見えてきました。


 ブナの巨木に到着。
ここには冬にも何度も来たんですが、まだこの巨木にキレイに霧氷がついてるところを見たことがありませんでした。
やっと念願の巨木の霧氷を見られて感激。



 ここからはブナの大木が続きます。



 空池の周辺もキレイでした。


 タップリと霧氷を楽しんで山頂までもう一息。
途中から振り返った空池周辺はこれまた見事です。



 11時半ころに山頂に到着。
いつものようにカップラーメンを食べていると、登山口でお会いしたカップルも登ってきました。
私が巨木の周辺でかなりゆっくりしていたのにこんな時間になるとは、同じようにゆっくりしてたんでしょうね。
この日は空気も澄んでて、展望もバッチリ。



 

 もう一組の方は同じ道を下山するようですが、私はもっとキレイな霧氷が見られそうなので大田尾越に下山することにします。
この道は北に向かっているので、予想通り今まで以上の霧氷がついています。




 三ツ森山への縦走路と大田尾越への分岐に到着。
ここから少し三ツ森山方面に行くと石鎚山系の山がよく見えるので、そっちに行ってみます。
ここから振り返る山肌が最高の霧氷でした。




 分岐からはもう霧氷も無くなります。
ここからはキツイ下りもありますが、雪があるお陰で帰って歩きやすかったですね。



 キツイ下りは走るくらいで降りられたので、分岐から大田尾越までは35分ほどで到着。
ここからは県道と林道を歩いて登山口です。



 今回のトラックログです。




 最近ヤマレコを始めたので、ここにもルートを載せてます。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-419219.html