2015年9月30日水曜日

伊吹山~子持権現山・9月22日

 21日はアサギマダラと遊んだ後の連休三日目、この日は石鎚山系であまり登っていないルートのよさこい峠から伊吹山、子持権現山へ登ってきました。

 よさこい峠には車がたくさん止まっていましたが、私以外は全て石鎚山へ行く人ばかり。
土小屋への道路が通行止めになっているせいですが、ほぼ独り占め状態の登山ができます。


 登り始めは灌木の樹林帯ですが、かなり笹が覆っています。
特に樹林帯を抜けると完全に笹の中になるので、この時期はずぶ濡れになってしまいます。



 笹原の中をずぶ濡れになりながら進みますが、ブナの下になると笹も浅くなります。
振り返ると手箱山がキレイ。



 伊吹山はよさこい峠から登っても楽に山頂にいけます。
ブナ林を抜けて広い笹原になるとほどなく山頂に着きます。



 ここまででズボンや靴がずぶ濡れなので、乾かすためにしばらく山頂で休みます。
この日も素晴らしい天気で、展望もバッチリ。




 靴は乾きませんがズボンは乾いたので、この先も考えて合羽を履いてブナ林へ向かいます。
ブナ林も登る人が少ないせいか、かなり笹が覆っています。



 しらさ登山口へ降りて瓶ヶ森林道を渡るとすぐに縦走路があります。
道路を通るのはココを渡るだけですみますね。



 山荘しらさ周辺はススキも目立って、空きを感じますね。


 しらさから先の登山道は荒れてるかと思ったら以外に歩きやすく、はっきりしています。
三嶺あたりと違って石鎚山系はまだ笹が茂っているので、登山道も分かりやすいですね。




 鎖場まで来たところで小休止。
久しぶりの長い鎖です。



 以前はもっと楽だったと思うんですが、鎖場あたりはなんだか登りづらくなってる気がします。
途中でスッ転げそうになったりしたので、歳をとったんだなって痛感します。



 最後の鎖も何だか怖いくらいに感じながら山頂に到着。
ちょうど太宰府から来られた方がいらして、石鎚山に行くつもりが行けなかったと残念がってました。
新居浜警察に問い合わせたらよさこい峠から先も通れると教えられたそうですが、警察には分かってないみたいです。



 このあたりから曇ってきて、ちょっと心配な天気になってきました。
でも、何とか展望は楽しめました。



 鎖場は帰りもスリリング。
下りでも一気に降りられないほど体力が落ちてます。



 帰りは瓶ヶ森林道をのんびり歩きました。



 今回のヤマレコはこちら。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-728764.html

12年ぶりの三嶺へ・9月20日

 シルバーウィークの初日、この日が一番天気が良さそうだったので、かなり久しぶりになる三嶺に登ってみることにしました。

 かなり長い山行になりそうだったので早く出発するために前日も早く寝ようとしていたらどうしても寝付けなくて、全く熟睡出来なかった状態での出発。
かなり不安はあったんですが、何とか頑張ってみようと7時前に出発。


 まずは堂床までの下りですが、崩れてるところもあるので注意が必要。

 堂床から沢を二つ渡り、しばらく歩くと八丁ヒュッテに到着。
ここまでも結構遠いです。
八丁ヒュッテから道がフスベヨリ谷とカンカケ谷ルートに分かれますが、今回はカンカケ谷からお亀岩に登ってみます。




 しばらく歩くとカンカケ谷の沢沿いに出ます。
やはり沢沿いを歩くルートはいいですね。




 カンカケ谷を渡ると林床の土がむき出しになってるところが多いようです。
これも鹿の食害なんでしょうね。
部分的にはネットも張って保護されてました。
その中でシコクブシだはある程度残ってますが、最近ではトリカブトまで食べる鹿もいるそうです。




 沢の水も少なくなった頃から登りが急になります。
フスベヨリ谷コースと同じく後半に一気に高度を上げるようです。


 
 少し登った頃から野菊が見られるようになってきましたが、よく見るとヤマシロギクのようです。
今までこの時期の白い野菊といえばどこの山に行ってもシロヨメナばかりでしたが、このあたりはヤマシロギクばかりのようです。


 急な登りをしばらく登ると横道になり、森の雰囲気が明るくなってきます。
どうやら稜線が近くなった様子。
最後の水場で給水してもう一頑張りです。



 水場から少しでお亀岩避難小屋に到着。
ここから稜線まではすぐです。


 稜線に着いてお亀岩で一休みしながら展望を楽しみました。
ホントに絶好の天気です。



 お亀岩から25分ほどでまずは西熊山に到着です。
天気がいいので展望も最高です。
ここで三嶺まで行こうか悩んでる方とお話して、三嶺まで行ければ下りはソッチのほうが楽だとお教えして一緒に行くことになりました。




 三嶺から西熊山の稜線は四国でも随一の縦走路という評判ですが、実は私は以前に登った時も単調な縦走路はあまりいい感じはしないなって思ってました。
それでも尾根を歩いていれば全方向の展望がいいと思っていたら、尾根を外れるところが多くてちょっと期待はずれでした。
好きな人にはたまらない縦走路なんでしょうけどね。



 山頂にひとが多いようだったので、最後の急登の手前で昼食に。
ここから山頂まであと少しです。



 12時47分にやっと山頂に到着。
休憩や食事も含めてとは言え、ここまで6時間もかかってしまいました。
でもそのかいがあって素晴らしい展望です。





 ヒュッテまで行って休憩。
以前にきた時よりも天気が良くて、久しぶりの三嶺をタップリ堪能しています。




 下山はカヤハゲからさおりが原へ下ります。
ここは山頂したがかなりの急登なので、登ってくる気にはなれませんね。



 カヤハゲへの稜線は鹿の食害がかなりひどいようです。
以前の画像と比べても笹が殆ど無く、特に針葉樹もかなりやられているようです。


 ここまででかなり足がやられていて、カヤハゲの最後の登りはもうヘロヘロ。
何とかがんばってやっとカヤハゲに到着です。



 まだまだ下山は遠いので休憩もそこそこに出発します。
ネットが張られているせいかちょっと道が分かりづらかったですね。



 カヤハゲからの下りもほとんど笹が見られません。
以前の画像を見ると林床にはスズタケがビッシリあったので、全部食べられてしまったんですね。
そのせいで登山道も分かりづらいところがあるので、テープをよく見ないと迷います。



 長い下りを終え、やっとさおりが原に到着。
ここも随分雰囲気が変わっていました。



 以前はここから西熊林道へ行きましたが、今回は堂床へ下ります。
ここもいい森なんですが、やはり林床が寂しいですね。



 何とか暗くなる前に下山できました。
連休のせいなのか朝よりも車が増えています。
泊まりで登る人が多いんでしょうね。


 久しぶりの三嶺でしたが、前回より距離の長いルートのせいか、かなりしんどかったです。
12年前はまだ山には登り始めたばかりだったんですが、若かったのでそれほどしんどい感じはなかったのに、今ではよほど早くから登らないと行けません。
来年はもう登れなくなってるかもしれませんね。

今回のヤマレコはこちら
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-725984.html